認証番号と承認番号の違い・認証品目リストの調べ方

医療機器の認証番号は、登録認証機関による第三者認証を受けた個別品目に関する番号です。日本で認証品目を調べる場合は、PMDAが公表する認証品目リストを確認します。同リストでは、認証番号、認証年月日、販売名、一般的名称、認証取得者、登録認証機関コードなどを確認できます。JMDNコードは認証品目リストの掲載項目ではないため、PMDAの一般的名称検索で確認します。承認番号・届出番号は認証番号とは異なる手続きに関する番号であり、確認先も同一ではありません。

認証番号・承認番号・届出番号・JMDNコードの違い

項目何を示すか主な確認先注意点

認証番号

登録認証機関が認証した個別製品に関する番号

PMDAの認証品目リスト、PMDAの医療機器 添付文書等情報検索

同じ一般的名称の認証品があっても、申請予定品が同じ認証基準の適用範囲に入るとは限りません。

承認番号

厚生労働大臣の製造販売承認を受けた個別製品に関する番号

PMDAの医療機器 添付文書等情報検索、承認品目一覧等

認証番号とは審査主体と手続きが異なります。

届出番号

製造販売届出を行った品目に関する番号

PMDAの医療機器 添付文書等情報検索(添付文書が公開されている品目)、添付文書、製品資料等

製造販売届出は承認審査や第三者認証とは異なり、PMDAでは届出内容の審査を行いません。

JMDNコード

医療機器の一般的名称に対応するコード

PMDAの一般的名称検索

個別製品を一意に特定する番号ではありません。

承認番号・認証番号・届出番号は個別製品の薬事上の手続きに関係する情報ですが、JMDNコードは一般的名称に対応するコードです。番号の種類を混同すると、類似品調査や申請ルートの検討を誤る可能性があるため、何を示す番号かを区別して確認します。

認証番号・承認番号・届出番号はどこで確認できるか

認証番号

認証品目については、PMDAの認証品目リストから、認証番号、認証年月日、販売名、一般的名称、認証取得者、登録認証機関コードなどを確認できます。

PMDAの認証品目リストはPDF版とExcel版で公表されており、PMDAはファイル内検索(WindowsではCtrl+F、macOSではCommand+F)による検索方法を案内しています。

認証番号だけでなく、一般的名称と認証基準の適用範囲まで確認することが重要です。

PMDA 認証品目リスト https://www.pmda.go.jp/review-services/drug-reviews/about-reviews/devices/0026.html

承認番号

承認品目については、PMDAの医療機器 添付文書等情報検索や承認品目一覧等の公開情報から確認します。審査報告書が公開されている品目では、必要に応じて審査報告書も確認します。

類似品を調べる場合は、承認番号だけでなく、使用目的、形状・構造、使用方法なども併せて確認します。

PMDA 医療機器 添付文書等情報検索 https://www.pmda.go.jp/PmdaSearch/kikiSearch/

PMDA 承認について(大臣承認) https://www.pmda.go.jp/review-services/drug-reviews/about-reviews/devices/0035.html

届出番号

製造販売届出の対象品目では、添付文書が公開されている品目についてはPMDAの医療機器 添付文書等情報検索の「承認・認証番号等」から届出番号を確認できます。検索で確認できない場合は、添付文書、製品表示、製品資料などの公開情報も確認します。

製造販売届出は、承認や第三者認証と異なり、PMDAへ届書を提出する手続きであり、PMDAでは届出内容の審査を行いません。

PMDA 医療機器 添付文書等情報検索 https://www.pmda.go.jp/PmdaSearch/kikiSearch/

PMDA 製造販売届に関する手続き https://www.pmda.go.jp/review-services/drug-reviews/about-reviews/devices/0016.html

PMDA 医療機器の届出について https://www.pmda.go.jp/review-services/drug-reviews/about-reviews/devices/0027.html

JMDNコード

JMDNコードは、個別製品ではなく一般的名称に対応するコードです。

一般的名称、JMDNコード、定義、クラス分類などは、PMDAの一般的名称検索で確認します。

PMDA 一般的名称検索 https://www.std.pmda.go.jp/stdDB/index_jmdn.html

認証品目リストで確認できる情報

販売名

認証を受けた製品の正式な販売名

一般的名称

製品が属する一般的名称

認証番号・認証年月日

個別製品を特定する番号と認証時期

認証取得者

当該品目の認証を取得した事業者。外国の事業者が認証を取得している場合は、選任製造販売業者も別途確認します。

登録認証機関コード

認証の審査を行った機関

認証の状態

認証整理、取消などが公開されている場合の情報

類似する認証品を調べる手順

  1. 01

    製品の特徴を確認する

    使用目的、構造・原理、性能、接触部位、類似する製品名を確認します。

  2. 02

    一般的名称の候補を探す

    JMDN検索で候補となる一般的名称を見つけ、定義とクラス分類を確認します。

  3. 03

    認証品目リストを検索する

    一般的名称、販売名、認証取得者などを使い、用途や構造が近い認証品を探します。

  4. 04

    公開文書を確認する

    添付文書などから使用目的、形状・構造、使用方法、警告・禁忌を確認します。

  5. 05

    認証基準の適用範囲を確認する

    類似品が認証されていても、申請予定品が同じ基準の範囲に入るかを別途確認します。

  6. 06

    申請予定品との違いを把握する

    追加機能、材料、性能、用途、操作方法などの違いが、認証の可否や必要な資料に影響するかを確認します。

検索しても製品が見つからない場合

検索結果がないからといって、日本で販売されていないとは限りません。承認品・届出品である場合や、ブランド名と薬事上の販売名が異なる場合、認証取得者が変更されている場合などがあります。販売名の一部、一般的名称、製造販売業者など検索条件を変え、必要に応じて添付文書や企業の公開情報も確認します。

認証品目調査で見落としやすい点

  • 販売名が完全一致する製品だけを探し、一般的名称や用途で検索していない
  • 同じ一般的名称の認証品があることだけで、申請予定品も認証できると判断する
  • 認証品目リストの情報だけで、使用目的や構造が同じだと考える
  • 認証基準の版、適用範囲、引用規格を確認していない
  • 認証取得者と実際の販売会社・ブランド名の違いを考慮していない

認証品目リストに関するよくある質問

同じ一般的名称の認証品があれば、自社製品も認証できますか?+

同じ一般的名称でも、使用目的、構造・原理、性能が認証基準の範囲を外れる場合があります。類似品の存在だけでは認証の可否を判断できません。

認証品目リストに製品が見つからないのはなぜですか?+

承認品または届出品である、販売名の表記が異なる、認証取得者が変更された、認証が整理・取消された、公開情報の更新前などが考えられます。

認証品目リストで製品の詳しい仕様まで分かりますか?+

リストだけで詳細仕様を確認できるとは限りません。添付文書や企業の公開情報も確認し、必要に応じて追加調査を行います。

クラスIIの医療機器はすべて認証品ですか?+

すべてではありません。認証基準がない製品や、その適用範囲を外れる製品では承認申請を検討することがあります。

承認番号・認証番号・届出番号は同じ方法で検索できますか?+

同じ方法で一律に確認できるとは限りません。認証品目はPMDAの認証品目リスト、承認品目はPMDAの医療機器 添付文書等情報検索や承認品目一覧等を確認します。届出品目は、添付文書が公開されている品目であれば同検索の「承認・認証番号等」から確認できる場合があり、必要に応じて添付文書、製品表示、製品資料等も確認します。いずれも番号だけでなく、販売名、一般的名称、製造販売業者、使用目的などを併せて確認します。

類似する認証品と申請予定品の違いを確認します

一般的名称、既存の認証品目、添付文書、認証基準を確認し、申請予定品について検討すべき申請ルートや必要資料をご案内します。

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